雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

ラグビーワールドカップ2019「日本対アイルランド」の感想

昨日は外出していましたが、ラグビーのために早々と帰宅。テレビ観戦に備えました。

日本代表19-12アイルランド代表

この結果には、もちろん驚きはありますが、あの四年前ほどの衝撃は自分にはありませんでした。初戦のアイルランドを見たときに、あのFWからボールを奪うのは難しいだろうなあという印象があり、もしこれまでの代表の戦術として、キックを多用したアンストラクチャー状態を狙ったものだと、まあアイルランドのFWにボールキープをされたまま押し込まれるという懸念はあったので。

流石にそこは考えていて、キックはほぼ封印して、相手FWを愚直に止めることを繰り返しながら、相手のオフェンスを我慢するという展開。

逆に日本のオフェンスは細かくパスをつないで、アイルランドDFの的を絞らせない状況を作りながら、前に進める状況を作っていました。

序盤のアイルランドはさすがの動きで、日本もうまく抑え込んでいましたが、ゲインは切られてしまいます。最初のトライにつながったキックパスに関しては、山中の動きはやや微妙なもので、ボールが見えていなかったかな?仕方ないのかなと。二本目もあのFWの圧力では仕方なかった。ただもっと崩されてもおかしくないアイルランドFWの動きに、日本代表がタックルを繰り返す様子はすごいなあと感心しきり。個人的には攻守に渡り再三の好プレー連発のトンプソン、姫野両選手の素晴らしさを称えたい。

SO田村は一本目を外して、またか、、、と思わせましたが、その後のPGをきちんと決めてきたので、感触とかが戻って来たかなと思いました。SH流は今回のようなパスワークでの捌きあっていたかなと。細かいパスワークで、うまく継続できていたので、このあたりはロシア戦よりも良いパフォーマンスに思えました。BK陣は今回はあまりに大きなスペースをもらえない状態での展開だったので、難しかったと思います。それでもCTB中村などはきちんとパスを供給していたし、DFもしっかりとしていたので、安心できました。

FB山中は逆にキックが活かせない分、うまくランブレイクできれば良かったのですが、ちょっと趣きが違ったでしょうか。緊張か途中もやや雑な動きがあったりで、難しさを感じます。

リーチを先発から外しましたが、結果として彼が入った時間からチームがぐっと締まった印象。あのタイミングでの投入は怪我の交代とはいえ、後半へのつなぎという意味でも非常に良い判断だったと思います。

後半の無失点は自信を持っていい内容かと。DFの集中力を切らすことなく、ゴールを背にした状況でも規律をしっかりと守った内容でした。途中後半30分くらいからアイルランドの攻め手が見えずに、廻して縦につく以外のことができなくなったのが、試合の流れを決定づけた状況だと思います。

最後の福岡のインターセプトのシーンで追いつくアイルランドの14番はすごかった。あの流れで追いつくか、、、と思いながら。あのまま終わるわけですが、最後のキック蹴り出しで勝ち点1を取りに行くアイルランドにティア1の国の怖さを見ました。

トーナメントに出るために必要なことが、あの場面で選手自身にスパッと判断がつく冷静さと決断力。おそらくそういうことの積み重ねが、ティア1であり、世界ランキング2位ということ。あらためて凄さを感じたシーンです。

日本が将来冷静にああいう場面で対応できるだけのスキルがつくと、もっと嬉しいでしょうね。

さてこれで勝ち点9、サモア戦での勝ち点次第でぐっと決勝トーナメントへの道が変わります。こうなると一位通過のほうが良さそうに見えますが、一位だと相手は南アフリカの可能性、二位だとニュージーランドです。さてジャイアントキリングの再現を狙うのか、それともブルームフォンテーンの悪夢を振り払うだけのパフォーマンスを見せるのか?楽しみが増えてきました。