雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

雑記 いくつかの感想とか

忙しさとかいろいろとあるけど、「書かなくては!」という気負いは大概のところ、書かない方向にシフトするという見事なまでの堕落。

とりあえず移動に時間があったので、このタイミングで少し書き残しておこうと思う。

4月・5月とちょくちょく芝居を見に行く機会があって、その感想をあまり書いていなかったので、簡単に。

 


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「LIFE LIFE LIFE」

ケラさんが演出で、段田さん、大竹さん、稲垣さん、ともさかさんというメンバーの作品。ステージも中央配置で取り囲むイメージ。ストーリーは二組の夫婦の深夜のホームパーティーの会話劇を、シチュエーションと人物関係を変えて描くオムニバス。これが面白かった。主に稲垣さんは性格が三通り、ともさかさんは段田さんとの関係性が不倫かどうか、あるいは嫌いか。この辺りが変化の基本。じつは大竹さんは大きく変わっていなくて、でもそのエピソードごとに違う顔が見えるうまさ。権利の関係で当初予定していた戯曲ではなくなったのだが、そんな話関係なく楽しめた。会話から生まれる緊張感と人の感情がピリピリと伝わること、そういう芝居は久々だったので非常にうれしい気分。

 


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「銀幕の果てに」

先日の「熱海殺人事件」に続いての「復活、つかこうへいSP」第二弾です。主演は矢島舞美さん。彼女は見事な存在感。もともときれいだし、そのビジュアルはずっと昔から好きでしたが、今回紀伊国屋ホールの舞台に立つ彼女の凛々しさは圧倒的でした。きれいっていう言葉だけでなく、立っている姿から見せるオーラが格別に違う。セリフ回しがどうとかっていう話とは別に、主役としての存在を十分に味合わせてもらった。問題は全く別で、まず原作がある意味破綻しているというか、難しい作品。昔、単行本を買って読んでいたけど、忘れていた部分もあったので今回、文庫を再読。小説として「時空を超えた」というフレーズを使っていますが、盛り込みたいエピソードの羅列でストーリーのつながりが出来上がっていない。その小説から、神との闘争という部分を抜いて、原発への警告、女優たるものみたいな話を抜き出して脚本・演出していますが、、、、まあ当然まとまらない。つかさん風の味が出る大部屋女優あたりのくだりとかあるんですが、いざ全体で見ると、まとまりもなく原発の炉心に刺さった鋏を抜くという比喩が何に置き換えられた話なのか?も観客には不明瞭なまま。俳優陣の熱演とは裏腹に筋立ての難しさを感じた作品でした。

 


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ジョビジョバ・ライブ」

二年ぶりだったのか、、一年勘違いしていました。住職とサラリーマンがいる時点で、なかなかそろうのも大変だったでしょうけど。前回の公演を受けてのネタも多くて、そのあたりはうまくつながっているところもあるし、、、ですが個人的には前回の公演のほうが面白いというか、笑いという点では自分に響いた気がします。最初の韓国語のネタは面白いけど、あれ観客突き放した感じが少し残るし、門田とか笑えるんですけどね。山寺さんとかコクソン関連でうまくバランスを取った感じがします。自分の笑いの幅が狭くなってきているのかな、、かなりおっさんだし。

 

「+GOLD FISH」

乃木坂46樋口日奈さんがストリートプレイの芝居にでるということで、しかも好きな女優さん(清水葉月さん)がでることもあって、先行予約で取りました。見に行ったのは千穐楽で、思った以上に楽しめました。樋口さんは頑張っていたと思います。気になったのはむしろそのキャラクターづくりというか、演出上の問題でしょうね。それはこの作品全体に流れる演出家の狙いかもしれませんが、若干緩急の付け方に癖があるというか、、、そこでそのおふざけを入れるか、、、みたいな感じが残る。ストーリー自体はアガサ・クリスティーの謎の失踪を絡めて、前夫との離婚、再婚相手との話を絡めるという筋立てにしていますが、構成上のうまさを見せつつも気になる部分も残った作品ではあります。清水葉月さんはうまい、ソフトさとバシッとナイフを突きつける感じが見事で、これからも出演される作品はチェックしていきたいところです。

 

ざっとこんな感じですが、あまりにもざっくり過ぎて、細かい考察も何もなく、ボール投げつけている感じがしたら申し訳ない。作品というよりは自分の文章力のなさである。

6月にも見に行く舞台があるので、感想は改めて。