雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

「卒業」という門出と別れの境目

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乃木坂46のメンバー、若月佑美さんがグループからの卒業を発表しました。

blog.nogizaka46.com

活動は11月いっぱいということで、あとわずか二ヶ月のことです。卒業後も芸能活動を行うということではありますが、グループにいる若月さんを見ることができるのは、本当にあと僅かになってしまいました。

発表も急であり、正直、あと少しだなと予感しつつも、この出来事にはやはり若月さんを応援する身にとっては、複雑な思いが残ります。

最近の発言内容が、雑誌のインタビューなどを見ても、三期生などに向けてのスタンスなど、俯瞰的な感じが多かったり、自分の中では、卒業発表前日に放送された番組「乃木坂工事中」における選抜発表が確信に変わった瞬間でした。特別、良い扱いや目立つ扱いをされることもなかった若月さんが、急に二列目センターの位置に置かれている。ご祝儀的な扱いが一気に卒業というフラグかな?というのを自分の中で強く思った瞬間でもありました。

翌日、仕事中に届いた卒業報告は、冷静な気持ちで見ている自分と、やりきれない部分が入り混じった複雑な思いでした。

若月佑美さんは、最後まで乃木坂46というグループへの配慮と感謝を優先する人に思えます。西野さんへの配慮(運営への配慮)もあるようにも見えるし、卒業を発信したブログも実に彼女らしい言葉で「やりきった」と。「次のステージに向かいたい」と。

彼女の中の折り合いをつける葛藤は、彼女自身にしかわからないものだったと思います。この数年の立ち位置や、特に世代交代を進める方針の中で、自分の役割を全うし、それは同時に自身の機会が減ることでありながらもグループに貢献する若月さん。

昔、すでに卒業した永島聖羅さんとの対談(確かTop Yellだったと思う)を思い出しました。

裏方寄りで全体を見る役割を、実際のライブなどの現場でそういうスタンスを振られることが多いと、どうしても自身が引かざるを得ない的な発言が二人からあって、それはアイドル稼業として辛い部分だなあ、、と思ったのを覚えています。最近はライブにおいては、膝との戦いも大変だったと思いますが。

若月さんが卒業発表後に出したモバメには「見ることができなかった景色」という言葉をはっきりと残しています。ただそれも見ることができなかったことを自身の責任に置き換えて、それを糧に次に向かうとメールに書いた若月さんの想いに、さすがに読んでいるこちらが辛さを感じました。

その文面を読んだときに、卒業して良かったという思いが強くなったのも確かです。

もう十分に頑張っただろうと。

アイドル稼業でありながら、自分がフロントに立ってスポットライトを浴びたい職業なのに、野村克也さんがかつて言った「月見草」みたいなことをやり続ける必要性は、もう無くていいんじゃないかと。乃木坂46にいるからこそのネームバリューの利用価値は、若月さん自身がよくわかっていると思います。だからこそ貰えた仕事っていうことも、多数あるでしょう。そのネームバリューを外してでも、女優として勝負したいという気持ちを忠実に実行したことを、評価したいし引き続き応援したいという言葉しか出てこないんですけどね。

もちろん、グループ序列で考えれば、十分な扱いだという意見も承知していますし、すべて悪かったわけではありません。むしろ客観的にみれば、良いことのほうが多かったと思います。ただ個人の思いと営業上の環境がかみ合わないのが、おそらくグループアイドルの宿命という中で、応援する身としては、、、というわがままさがあることは承知の上ですので。

以前、深川さんの時に、「卒業というプロモーション」という記事を書いています。

unimasa.hatenablog.jp

あのことがあってから、橋本さんのセンター曲と引退という動きがあって、おそらく今回は西野さんがその流れに乗ると思います。若月さんの卒業タイミングが、11月というのもその煽りを受けていることは否めないので、そういうもどかしさというか、やるせなさを感じたりするのが、若月さんを応援しているファンにとっては、難しいですね。もちろん西野さんが悪いとかではなく、大人側の売り方の問題なので。センター経験者以外は卒業コンサートって開いてもらえない感じ(永島さんはアンダラの一環)なので、本公演としては若月さんの卒業コンサートみたいなものがどうなるかは、若月さんのブログ以外での発信が何もないので、詳細不明です。なにかしらの形であれば自分含めてうれしいなあという思いです。

 

役者としての可能性、、、以前書いたブログでいろいろと見てきた演劇作品について、少し語ってきています。

unimasa.hatenablog.jp

この時から、「スマートモテリーマン講座」を経験し、女優さんとしては、正直停滞していたと思います。この秋口になって、福田雄一さん関連でドラマ「今日から、俺は!!」、さらにネルケ関連で「鉄コン筋クリート」の舞台が始まります。

www.ntv.co.jp

st-tekkon.net

是非、グループでの最後のお仕事を楽しんでもらいたい。他にも京都でのイベントコラボとかもありますが、いずれにせよこういったお仕事の評価を、これからは乃木坂の看板抜きでつなげていかないといけない。そういう意味では、このタイミングでの卒業発表は注目でもあります。彼女の全力投球の演技を楽しもうと思います。

 

 

最後に超個人的な感想。

彼女が運営に「選ばれなかった理由」は何だろう?と思ったりします。答えはないです。自分は外野の一ファンに過ぎませんし、だれを運営が推してどう波及するのか?とか指標を持っていないので。少なくとも西野さんと齋藤さんは運営が売るって決めて、その結果が出たことは事実です。

例えば、19枚目シングルのあさひなぐプロジェクトの際に、結局二期生主要メンバーである堀さんに負けてしまう要素って何だったのだろうとか。もちろん考えても、無駄なんでしょうけどね。それが「アイドル」としてのある種の壁なんだとしたら、今度は「女優」というポジションでの勝負になった時に、今度は全く違う評価をされるのではないかと期待しています。その堀さんは映画の主演が決まりました。若月さんにそういう話が来るかはわかりません。ただ舞台で共演した岡田達也さんに若月さんが返信したメールに「茨の道ですが、頑張ります」と書いたそのガッツを応援してあげたい。

若月さんってそういう女性なんですよ、なんでしょうね。さんざん言われていることですが、か弱さと強さがうまくバランスをとっていて、そのか弱さがふっと見える部分を、やっぱり応援して助けてあげたいって思う女優さん。でもストイックだから、すごい完成度で舞台上で演技を見せる。そういうギャップ含めた若月さんの魅力って、まあ簡単には伝わらないのかもしれませんが、そういうことも含めて、たぶんファンの人はみんな応援しているかなと、個人的に勝手に思っています。

ただ本当に、若月さんの選んだ道に明るい光がたくさん差し込むことを願うし、そういう道になるように、これからもできる形で応援していきたいなあと思います。