雨の中を泳ぐ日々

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劇団☆新感線「メタルマクベス disk1」の感想


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劇団☆新感線「メタルマクベス disk1」の感想を簡単に。

IHI ステージアラウンド東京は昨年の同じく夏に見た「阿修羅城の七人」以来です。あの作品も豪華でしたが、今回もまた派手な作品でした。

見たくなった大きな理由は、主演が橋本さとしさんだったこと。以前、新感線に在籍していた時の作品は、映像でしか見たことがなくて、非常に残念な思いをしていたので。それが今回、主役のランダムスターということで、これは行くしかないと。チケット代はかなり高価ですが、背に腹は変えられません。頑張って足を運んで、豊洲まで行きました。

ローソンチケットの優先予約で確保したのですが、またもや端っこの席、、、相性悪いなあ。

内容は一応、たたんでおきます。

 内容はもちろんタイトル通り「マクベス」になぞらえつつ、近未来での王国の覇権争いを描いたもの。戦争後の世界におけるレスポール王の後釜を狙って、ランダムスターが王を殺して、そのあと自らの行為に苦しみながら、復讐されていく。その過程で、昔のロックバンド「メタルマクベス」のCDに感化されたことで、常軌を逸した行動を繰り返していくなど、過去と未来のシンクロが続きながら、破滅していくという筋書き。

面白さはとにかく劇中での生演奏により圧倒的な迫力を感じるステージ、素晴らしい歌声、そして苦悩するランダムスター夫妻の自滅への道の描き方。特にランダムスター夫妻を演じる橋本さとし濱田めぐみ両名の歌はとにかく素晴らしいの一言。声量とかいうことだけでなく、その場面における心情がばしばし伝わってくる情感の乗り具合。悲劇性は新感線ならではのソフトさもあるんですが、でも二人のあの演技あればこその、ストーリーだったと思います。この後のdisk2・3のコンビは大変だなあ、、最初でこれだけの迫力だと。

あとはストーリーの中でいいバランスを果たしているグレコ役の山口馬木也さん。ランダムスターへの感情含めて、非常に明快な役作りで、筋書きでの時系列が飛ぶ中で、良いアクセントだった。

西岡徳馬さんのレスポール王も風格たっぷりでしたね、まさに「王」という風格の出る声量。舞台だと映えます。

全体的にdisk1はうまい方が多い印象で、ストーリーの中でさすがっていう演技を感じさせる方々ばかりでした。

ストーリーは、以前映像で見たことがあるので、おおよそわかっていましたが、大きな変更もなく、時系列の部分も複雑にしているわけではなくて、時代を越えたシンクロというか、栄光と衰退という構図をなぞらえる流れとして、わかりやすい作品なので、見やすかったと思います。

それだけに、、、やっぱりステージアラウンドである必然性が、今一つに感じられてしまう。もちろん仕掛けが派手なほうが、迫力も違うでしょうが、アラウンドであるべきステージ構成の構図があまり見受けられない。普通のステージでできるよね?っていう感じがどうしても残ってしまいます。バイクが走ったりするのは、おおーとは思いますが、その程度という気がしなくもない。

あとは序盤、音がよくなかったのが残念。かなり割れて聞こえてしまって、セリフが不明瞭でした。修正されたのでよかったですが。

新感線はそういう意味では、全身で楽しむ!っていうスタンスが変わらない作品を提供してくれるので、うれしいですね。今年、いっぱい「メタルマクベス」みたいなので、来年は「五右衛門ロック」とかかな?個人的には橋本じゅんさんの「轟天」とかが見たいですけど(笑)