雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

ドラマ「アンナチュラル」の楽しさ

3月11日の時点で、残り最終回を待つばかり。

前回のビル火災の事件から一転して、その火災の話から更なる殺人事件につながり、結果これが中堂の恋人を殺した犯人のエピソードにつながっています。

実に楽しいドラマです。TBSは昨年の「カルテット」といい、こういう作品をきちっと作ってくるのはさすがだなと。ドラマで時代を作ったテレビ局の地力を感じます。実際の法医学はもっと地味な部分もあるでしょうし、現実との違いは承知の上で、エンターテイメントの中での法医学が占める位置、その結果に関わる事件、関係者のエピソードや結末という組み立てが、非常に良いと思います。実質48分弱の尺の中できちんとまとめる構成力は、脚本の野木さん、見事な仕事だと思います。

個人的には登場人物のバランスがいいですね。特に主人公三澄ミコトと東海林夕子の関係性などは、同じ女性の視聴者などは共感しきりではないかと。中堂も井浦新さんがいいキャラクターを作ったと思います。六郎役の窪田くんは、自分の進路や雑誌社との関係性など彼を取り巻く状況をうまく見せていると思います。尺の関係でどうしてもUDI全体というよりは、特定のキャラクターに話が向きますが、まあそれは仕方ないですよね。むしろあれだけエピソードの伏線がいろいろとある中で、各回の筋書きがきちんとまとまっているのがさすがだと思います。

個人的には第8話のビル火災の話は、いい話だなあと。特にラストのご両親に死因と出来事を語るシーンは、湿っぽいというべたな表現はあるけど、ああいう出来事を解き明かすための法医学という位置づけが活かされていると思います。その前の高校生のいじめと自殺のエピソードも、名前を変えて生活していくという部分がミコトの生き方に重なるとか。

このドラマ、「ER」みたいに続けることできると思うんですがねえ。キャストを時折入れ替えてもいいし。それでも成立する下地は十分にあると思いますよ。

最終回の前振りはすごかった。連続殺人犯?らしき人間自ら警察に保護を求めてくるところから、すでにすごい。さらに六郎がUDIを去るかどうかも含めて、見所がたくさんだし、48分くらいの枠で収まるんですか?と。最終回、じっくり楽しみたいと思います。