雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

桑田佳祐 全国ツアー「がらくた」東京ドーム公演 11月12日(日)

ファンクラブ先行予約で確保しましたが、最初、一次締め切りをすっかり忘れていて、二次予約でどうにか確保。案の定、あまり良い席ではなかった、、、というかアミューズの先行予約ってPerfumeもそうだけど、よかったことほとんどないから、ちょっと悲しい。とれただけよしっていう話ももちろんあるんだけど。

桑田さんのソロライブに来たのはかなり久々な感じ。ここ最近はサザンで少し復活したくらいで、ソロ自体はちょくちょく年越しライブとかやっていますが、参加していなかった。以前ほどの熱はなくなっているかなあ、、サザンならまだ考えるけど。桑田さんのソロで発信する楽曲が、自分にはあんまりぴんと来なくなっているというのもあるかも。

久々にソロライブに参加だったのですが、アルバム「がらくた」はあまりきちんと聞けていなくて、大丈夫かなあ、、、と一抹の不安が残りつつでの参加でした。

セトリとかはどこかに出ているでしょうし、このあと横アリでの年越しライブもありますから、省略。

感想としては、比較的シンプルな構成で、アルバム曲を中心に披露、後半で昔のソロ曲で盛り上げて終了という、定番の流れ。いや、実にわかりやすいし、そこがデフォでよいと思います。客層も自分も含めて、すでにそれなりな年齢層ばかりです。桑田さんご自身が還暦を越えて歌っているわけで。序盤は声が今一つかな、、と思いましたが、中盤からは慣れてきたか声の張りが非常に良くなって、伸びやかな歌声が聴けました。構成もまあ、サザンらしい演出っぽさを残しつつで、そういう意味では客が望む基本形を外さないという構成は大事なことだと思います。そういう点では楽しかったですが、同時に複雑な気分も。

まずアルバム「がらくた」が個人的にはあまり楽しめていない。いろいろな作風があるうちの一つでしょうが、ポップとしてみても、楽しさをあまり感じていない。これは多分に桑田さんが書く「歌詞」だと思っています。言葉遊びの名手というか、サザンの歌詞で本を出すくらいにその世界観に面白さがあった方だと思います。「女、呼んで、揉んで、抱いて、いい気持ち」とかさらっと書いてふざけることができた方の歌詞としては、ずいぶんストレートでなんというか和風なテイストを意図して出したのかなと。逆に言うと面白さに欠ける部分はあるかな、、と個人的には思っていて、メロディは今一つだけど歌詞で遊んでいる「ヨシ子さん」くらいかな、らしさが強く感じられるのは。これが本編最後ってのもどうかなと思ったけど。

ここ最近、桑田佳祐さんは「再生産」という言葉が使われる方の一人で、ファンとしてはもどかしい限り。ただ実際サザンの「葡萄」なんかも、いろいろと聴いてて難しいかなと。年齢的なもの、事務所やレコード会社内での位置とか考えると、変にとがったものが作れない、、、まあそれはないでしょうけど。それで妥協したら、アーティストとしてまずい。政治性とかは発信してはいけない人の一人だと思うのですが、そういう部分が出てきたことが、やはり桑田佳祐というアーティストにとって、さみしい状況なんだろうなと。個人的にはそういうサザンや桑田さんは面白さ半減。あの佐野元春さんが政治的なメッセージ発信して、結果彼自身のが発表してきたものを否定とは言わないまでも、残念な状況にしてしまったわけですし。

ライブを見ながら、お客さんが楽しんでいる部分が、やっぱり「悲しい気持ち」「銀河の星屑」とかで盛り上がるわけですよ。個人的にもそこは確かに楽しい気持ちだった。それは解雇主義という状況かというと、桑田佳祐というアーティストの良さを感じさせる時代性だと思います。そこから動くことは表現者として大事なことだと思うけど、動いた先に出てきたものがどういうものか?っていう点は、考えておきたい。そこがこれからの桑田さん自身の作るものや、さらに言えばサザンオールスターズとしてどういう作品が出てくるのか?に当然つながっていく。でも自分の中でも、いくらずれたもんが出てきても、ライブで「MyForeplayMusic」「マチルダBABY」「ボディスペシャルⅡ」聞けたらサイコーみたいな自分も間違いなくいるので、結局そういう部分を求めて聞いてしまいそう。

そろそろサザンで活動してほしいなあ、、、、