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Electric Sheep

徒然なる日々の記録

ラグビーワールドカップ2015 「日本対南アフリカ」

何度見ても、後半69分の松島・五郎丸選手のランブレイクのトライあたりから、もううるっときてしまうのですが、、、ずっとラグビーを見てきて、好きでよかったと本当に思える時間を感じることができました。

日本代表34-32南アフリカ

このスコアの意味するものは、単に大金星という意味だけでなく、日本ラグビーが145失点したあのときから、切り札といわれた平尾さんでも結果は出ず、エルサリドの非礼から、、、こういういろいろなものが積み重なったこの年月の中で、ワールドカップ日本開催が決まり、でも本戦で一勝しかしていない国が開催するのか?という実力の不安視、新国立競技場の建設中止に伴う収益確保の困難と、開催件返上の可能性、、、、こういうものが押し寄せた中での、歴史的アップセット。

すべてが好転するわけではありませんが、少なくともワールドカップ二回優勝の南アフリカにワールドカップ本戦で勝利する、日本でのテストマッチでもなく、開催地での勝利、、、どれだけ重みがあるのかを改めてひしひしと感じます。

勝利の要因はとにかくディフェンス。ボール確保時間は厳しかったと思います。FWに限らず日本代表のみんながタックルで相手を止め、ラインブレイクされても、BK陣がギリギリで止めに入る。松島選手、山田選手はもっとボールを持って走りたいけど、そういう場面は少なく、でもDFですばらしい動きを何度も見せていました。

南アフリカの前半は、比較的ボールを近場で回しながら、日本のスタミナ、特にFW陣のスタミナを奪う戦術を取っていたと思います。後半大きく回すことで一気に得点を重ねるプランだったと思っています。実際には日本のダブルチームが機能して、思った以上にまわせなかったこと、スタミナがあまり削られなかったこと、ブレイクダウンで優位性を保つ場面が多く作れなかったことなどなど、いくつか重なったと思います。それでもモールのコントロールのすばらしさ、縦突破の力強さなど、世界三位の実力はすばらしいものでした。しかし序盤のプランニングが崩れたあとの再構築がうまくまわせないまま得点を大きく積み上げることができず、70分を迎えてしまったのがラストの逆転につながってしまいました。

ブロードハースト選手の密集でのボールキープ、マイケル選手のタックル、上げれば切りがないくらい。スクラムも完全に負けている部分をクイックリリースでうまくまとめました。まさか後半70分過ぎにスクラムで押し勝つとは思いませんでしたが。

オフェンスは数少ないチャンスをPK,モールとよく決めました。それだけにあのランブレイクでのトライは本当にすごかった。あの南アフリカからあの展開で追いつくトライを決める日本代表、、、、すばらしい以外の賞賛の言葉がない。

最後のゴール前の日本代表のオフェンスは、その意思の強さに驚きしかないです。自分はPKでいいと思いました。相手がシンビンで一人減りましたが、それでも押せるのかは半信半疑だったので。しかしハンドリングエラーがほとんどなく、連続攻撃を精度高く繰り返した日本オフェンスのすごさ、、、勝つというフィールドの選手、エディコーチの意志の強さには感服します。

たぶん、いくら書いても書き足りないくらいの喜びしかないので、でもリーグ戦はまだ続きます。このあとは次回開催国としてその力を世界中に見せるために、予選突破を次なる意思として、日本代表を応援したいと思います。

この喜びをラグビーファン、そして日本の試合を見たすべての人と分かち合えたことを、うれしく思います。

このラグビー日本代表にかかわったすべてのスタッフに、、、ありがとうございます。