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Electric Sheep

徒然なる日々の記録

半沢直樹・最終回

TV

途中二回ほど、TBSの編成のまずさというか、このドラマに大きな期待はかけていなかったのかもしれませんし、世界陸上と選挙じゃしかたないのですが、、、無事に今日で最終回。
いや、とにかく香川照之という屈指の顔芸を誇る敵役が、視聴者の心をぐっと掴み、さらに普段いいたいことが言えないサラリーマンにとって留飲の下がる「倍返し」が功を奏し、圧倒的な視聴率で終了。今日のラストも、明らかに続編を作る匂いぷんぷんで終わらせましたが、原作もたしかあんな感じと漏れ聞いていたので、よいかなと。
全体的には感情を抑えた部分と、爆発力がうまく同居した堺雅人さんが、本当にうまく「半沢直樹」というキャラクターを演じたと思います。人を思いやる心情と、でも綺麗事ばかりではない手法も含めて、エンターテイメントとしての出世絵巻をうまく作りましたし、脚本も経済ではなく娯楽としての演出に徹したことが良かったと思います。
数字が上がってきたときに、金融アナリストがコメント出したりとか、銀行で働いている人がどうとか、いろいろ流れましたけど、正直あまり興味もなかったし、実情なんて所詮ドラマの関心を高めるためのネタに過ぎないし。ドラマっていうのは適度なリアリティと半分以上の嘘をどうやって、もっともらしく視聴者にそのドラマの作りたい世界観を見せて、楽しませるかでいいんですよ。今回の半沢直樹は、不景気とか民主党政権で負け犬感を感じていたことが多い(少なくとも菅政権はストレスの山)人たちが、安部政権でちょっと留飲を下げたところに、身近な世界で「正義」っぽいことを貫く「サラリーマン・ヒーロー」という投影しやすい主人公のサクセスストーリーを楽しんだ、と思っています。自分も見ていて、とくに大阪西支店の支店長とのあたりは、いやそんな感覚関係なく楽しかったですから。そういう昔の時代劇みたいな悪役を顔芸・香川照之さんも劇団四季石丸幹二さんも徹底して演じてくれたのも、配役含めて勝因。
今日の結婚のエピソードあたりは盛り込み過ぎて、微妙でしたけど、二時間枠が取れなかった以上仕方ないところです。常務の奥さんのエピソードももっといろいろあったでしょうに。でも、そういう粗探し抜きにして、TBSはいい作品出したなあと思います。
同じスカッとする作品でも「ショムニ」は何故、、、、、は止めておきましょう。