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Electric Sheep

徒然なる日々の記録

日本選手権決勝

サントリー21-9パナソニック
今日は仕事だったので、国立での観戦はかなわず、自宅に戻ってからNHKを中継を観ていました。
国立の開催は客数こそ少なかったですが、芝の状態を考えるとやはり正解だったと思います。雨のせいで多少スリッピーな場面はありましたが、秩父宮のときほどバランスを崩す場面も少なかったので。
結構、見ていて息が詰まる前半でした。とくにサントリーが反則をあまりしないままボールを持ちこむ流れの中でパナソニックがしのいでいる前半20分くらいまでの状況は、サントリーファンの自分としてはもどかしいばかり。薫田さんの解説にもありましたが、パナはプレーオフの時の反省を活かして、ダブルチームでうまくブレイクダウンの後の展開を押さえていたし、次のDFの出足も早かったので、サントリーは近場を中心にハンドリングしている状況が続いていました。
最初の得点はマイボールになると一気にボールを持ちこむパナが、PGで先制。そのあとは再度展開で持ち込んだサントリーがピシの個人技のトライ。ここはいい判断でした。前半のパナのDFを見て簡単にはラインブレイクできないという判断から、キックで裏にあげたいいトライでした。そのあとの小野澤のトライはパナのミス。OFとしてはループでテンポをずらした意図だったのでしょうが、スピードが不足というか狙われてしました。前半終了近くのトライだったのでサントリーには大きかった。
後半も前半と似たような展開でしたが、とにかく凄いのはサントリーのDF。放送中も誉められていましたが、20mラインくらいまでのゲインはパナは大きくゲインできますが、そのあとのDFがうまい。球出しのコントロールもそうですが、タックルの精度も高いので、ここはうまかった。パナもPGでうまく詰めてきたんですけどね、、、気になったのはデラーニがかなり迷った動きをしていたこと。もちろんサントリーが好きにさせないという狙いから早めのプレッシャーだったと思いますが、SH田中とデラーニの二人にプレッシャーをかけ続けたのは、結果的にパナのオフェンスの決定力を下げた要因だと思います。
もっともサントリーもブレイクダウンでだいぶ絡まれていたので、後半も前回の試合ほど得点を重ねることは難しかったですね。実際ターンオーバーもいくつかあったので、パナのDFも集中力がうかがえます。モール対策も両チーム見せていたので、そういった意図がうかがえる部分も非常に面白かったです。
後半の平のトライは、その前のラインブレイクが効果的でした。少しパナの方がサントリーの展開にやや対応しきれなかった印象があります。平の前に切れ込んでしたのは畠山だったかな?あのFWのブレイクは大きかったと思います。
パナソニックは正直、決定的なシーンを後半は作りきれなかったのが敗因かと。もちろん点が取れなくてはいけないのですが、人数的優位を作る場面もあまりなかったし、ペネトレイトする選手が少なかったような気がします。気がつくとヒーナンのDFがすごいなみたいなシーンばかりの方が印象が強くて。後半に入って、ツイが目立ったくらいかな。フーリーがトライの印象が強いのですが、今日の内容だと使いどころが難しかったのはわかる気がします。サントリーもフーリーが出てきたら、まずコースを消していたので。
サントリーの勝因は、もちろんフィットネスとかモチベーションとかいくつかあります。アタッキングラグビーは土田さんのときにもやってきているので、個々の選手の局面での判断力の高さとサポートのうまさかなと。リスキーなプレイ選択を殆んど見ていない気がします。もちろん自陣からボールを廻すこと自体がリスキーとは言えますが、その時に相手DFに早くつぶされて、ピンチになる場面をあまり見ていない気がします。それは反則もそうだし、ボールの運び方のうまさでもあるかと。
今シーズンがこれで終わりますが、こういう展開がいろいろ読みながら楽しめる試合だったことは、非常にうれしいです。いろいろな意図や判断の変遷が楽しめるのもスキルの高い両チームの試合だったからこそだと思います。エディさんがいなくなることでどういうチームに変わるのかはわかりませんが、こういう楽しめる試合が来シーズンもたくさんみたいなと思います。
さあ、次はジャパンだ!