Electric Sheep

徒然なる日々の記録

トップリーグ・プレーオフ at秩父宮ラグビー場

今日の準決勝二試合に行ってきました。相変わらずひどい芝状態の秩父宮。滑って脚を取られる選手が試合中に散見されて、正直かわいそうだなというのが本音。レフェリーもスクラムを滑っているのかコラプシングなのが微妙な部分が出てきていたし、今年のコンディションは例年になく「BAD」なのが残念。

  • 第一試合

パナソニック37-25東芝
前回の雪辱といいますか、パナソニックが勝ちましたが正直運も味方したかなと。パナが弱いという意味ではないのですが、東芝が展開してハンドリングミスやボールをこぼすのはFWで、そのボールを詰めてジャッカルしにいくのがパナはWTBだったりして、東芝はフォローができないという展開がいくつかあったので。
前半はほぼ互角の内容で、両チームDFが良く機能していたと思います。とくに互いにボールを廻してある程度敵陣に入りますが、そのあとゴールを背にしたときの集中力は素晴らしいものがあります。1on1でのDFも抜かせないという意識が非常に強く感じられて、いい出足とつぶしあい。パナはPGで先制していきましたが、一回は地面が滑って成功キックを逃したのが残念だったかなという感じ。結局、前半はお互いに決め手がなく9-3で終了。
後半から動きます。東芝は今日はノックオンが結構目立ちました。というかその反則を起点に展開されたり、逆に自分のチームの流れを止めてしまう場面が多かったからかもしれません。ただ北川やフーリーのトライは相手を崩した状態のトライではないだけに、少しだけ気にはなる材料です。隙がないという表現もありますが、パナのオフェンスが東芝を圧倒できた場面はさほど多くはないので。むしろ崩すという点では東芝の方がドライビングモールを使える分だけ優位だったと思います。ペネトレイトする選手がもう少し機能したらいいかなと思うのですが、、、、そういう意味では個人的に廣瀬をWTBに使うのはもったいないと思うんですけどね、ヒルがいるから仕方ないけど。ゴール前に東芝は持ち込みますが、パナはここで高い集中力で止めていたので、このあたりの強さはまだまだ健在。今年はメンバーが少しずつ変わっていて、チーム力がどうなのかな?と思っていましたが、個々の強さも含めてパナはいいチームですね。
終盤は楽に点が取れてしまったせいなのか、パナは不要な反則を繰り返し二人シンビン。そのためDFが手薄になってトライを返されて、詰め寄られましたが貯金もあって決勝に進みました。
全体的にはお互いの持ち味がよく出たとは思いますが、東芝はやはりいらないミスの多さが、失点につながりすぎました。スタンディングでつなぐ場面も多く、持ち込めばモールという強い武器もあるだけにこの敗戦はちょっとすっきりしないのでは?逆にパナはミスを逃さない姿勢や意識の高さはさすがといえますが、東芝のラインを崩しきった場面が少ないことだけが気になる材料ではあります。

  • 第二試合

サントリー56-8NEC
サントリーがやらかしてしまうなら、ここかと思っていました。Twitterでもつぶやいたのですが、土田さんのときの日本選手権決勝をふっと思い出しました。あのときはけが人のせいで、ボール回しがコントロールできなくなるというひどい事態を解消できずに負けていったのですが。今回も油断というか、気持ちが入りきらないうちに押されるとまずいな、、、と思ったのですが杞憂でした。
サントリーのボール廻しのすごさを改めて感じました。DFに関してはNECは決して悪いチームではないです。サイズもあるし、ラインDFをひくとなかなか突破するのは厳しいと思います。しかしサントリーは最初のクラッシュから次のフェイズに行くまでにきちんと穴をうまく作っています。キャリアーと一緒にデコイがしっかりと入り込んで、相手DFをひきつけてスペースを作り、そこにランナーが入り込む。普通にわかっていてもそれがしっかりとできてしまうサントリーのOF能力の高さは感心します。NECもボールを廻しますがいかんせん、早い展開に持ち込むことにチーム自身がなれていないので、ロングパスは読まれるケースが多数ありました。こういうときの小野沢の嗅覚はすごいw
べた褒めしていますが、気になるとすればFWの長谷川がスクラムで押しこまれる場面が前回に続いて目立つこと。ライアンのキックが急に不安定になることあたりでしょうか。スクラムは少し気をつけてほしいかなと。前回の神戸戦もそうでしたが、どうも相手の方が重い時にまず差し込まれるというかプッシュされる場面が多いです。回ってしまうまではありませんが、ボール出しにも影響するのでうまく改善できるといいのですが。ライアンのキックは正直わからない。気持ちの問題なのは良くわかります。気にしだすと止まらないって感じがして。爆発する時もあるので変えにくいですけど。
NECはらしくない試合になってしまいました。ナドロの使い方も難しくDFを強化する意味で控えにしたのかも知れませんが、サントリーのスピードと展開力にDFが対応しきれませんでした。ブレイクダウンで人数を使いすぎるのも、厳しい内容になってしまった一因かもしれません。いずれにせよ切り札はいますが、そこに持っていくまでの形が今日は作りきれずDFに追われたという気がします。
さて、決勝ですがサントリーパナソニックという開幕戦と同じカードになりました。DFを考えるとパナの方が試合を作りやすいのかもしれません。キッキングは完全にパナの方が上だし。陣地という点ではパナが押し込みやすいとは思います。サントリーはOFのミスが少ないことが前提。ある程度廻すことができても、どのくらい崩せるか?に結局行きついてしまう。昨年の日本選手権はそこがうまく機能した気がします。
非常に楽しみな一戦になりそうだなと思います。でも地上波がない、、、、JRFUは本気でラグビーを普及させたいのか?少なくとも早明戦を放送するなら、きちんとこの決勝もNHK総合でやるくらいの気持ちで行かないと、絶対にワールドカップなんて興味を持ってもらいないと思うが。有料放送にこだわりすぎというか、そういう収入に気持ちが向きすぎなんだよ。まあ、期待してないけどね。
それにしても今日の隣の爺さんはうるさかったなw いや、楽しんでいるのはいいんだけど、アメフトを混同して「10ヤード」とかずっと言い続けたり、反則後のリスタートの場面でもないのに試合が止まると全部「ノット10メーター」(ここではメートルかよ!)とか言いながら、しかもそれをとなりのお姉さんに解説するという愚行w いや、さすがに黙って見ている方がいいよと言いたくなったけど、言わずにヘッドフォンしてましたw