Electric Sheep

徒然なる日々の記録

NODA・MAP「パイパー」に行ってきました

本当は金曜日だったので、すぐに書きたかったのですが、、、ということで、遅ればせながらの感想です。一応、たたんでおきます。
久々に(ローリングストーン以来かな?)大人数での演出です。シアターコクーンのステージ一杯の動きを見せるので、自分は二階席でしたが、かなりよく見えました。
話は地球から火星に移住した人間の900年後の顛末を描いた話ですが、そこに環境破壊をした人間の愚かさとか、「赤鬼」でも扱った「ヒト」としての尊厳みたいなくだりが出てきます。正直、この話で「ヒト」としての一線みたいな部分を扱う必然性がどの程度なのかは、若干今でも気になってはいるのですが。舞台を見た後に「新潮」を読んでいます。「パイパー」の戯曲をじっくり読んで思い出して見ようと思います。
しかし、最後に唐突にストーリーというかシチュエーションが好転するのは、どういう心境の変化なんだろう。やはり、絶望の中の一筋の光みたいなものって、野田さんは見せたかったということなのかな?その状況に気分が乗れるかというのは少し微妙な気がしますけど。
配役は、文句なしです。松たか子さんの妹、宮沢りえさんの姉という組み合わせは絶妙のバランス。そこに入る橋爪功さんや大倉さんは非常にいい絡み方です。自分の存在感の主張もしっかりありますが、引き方もうまい。
今回はアドリブがなかったですね。そういう場面がないのかというと、そうでもないような気もしますが、、、場面展開も多いので、そういう演出なのかと思って見ていました。
面白いです、ただ以前のような言葉の連鎖というか広がりよりも、ずっと分かりやすいストーリーになっているのが少し驚きというか、変わったんだなという印象。野田秀樹の見せたいモノが今後どう変わっていくのかも含めて、実はこの「パイパー」をもう一回見ておきたい、、、WOWOWかな。
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