雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

もう一つはかなりヘビー

もう一つの感想は「東京大空襲」です。これはきつかった。なんというか、悲惨さはもちろん悲惨なエピソードの連続ですが、気持ちの中で救いが全く残らないのがまたつらい。でも、現実に起こった出来事を考えると、本当に救いなんかなくて、「死」というものが間近にあるだけの時間だったのだろうなあという思いがあります。最後になくなってしまいますが、堀北真希さんの存在感がすごく印象に残りました。彼女の眼にある強さが実感できた気がします。少し残念だったのは、登場人物のエピソードを盛り込みすぎたところ。最後の国仲涼子さんと麒麟の田村さんのくだりは、正直あっさりし過ぎた部分もありました。大滝さんをナレーターにつかって最後ああいった形で終わらせたのも、いい構成だと思うのですが、やはりやるせない気持ちで一杯になります。しかしフィクションでありながら、圧倒的な迫力と重みがあった作品でした。
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