Electric Sheep

徒然なる日々の記録

東京国際映画祭最終日に行ってきました

今日の映画祭最終日はクロージングセレモニーと各賞の表彰です。
東京サクラグランプリなどの発表がありましたが、すみません、未見なので今度機会があったら見ようと思います。詳細は公式ページに上がると思うので、そちらで。
自分のお目当ては「あおぬましずまだ!」でおなじみの市川崑監督の「犬神家の一族」です。市川監督はこの映画祭で黒澤明賞をミロス・フォアマン監督(カッコーの巣の上)と同時受賞。その表彰も行われました。フォアマン監督のときの紹介VTRの編集がすごくカッコ良かった。独自編集なのかな?、、、、あの映像欲しくなってしまった。
さて、「犬神家の一族」ですが、まずは出演者と監督のあいさつ。司会進行はジョン・カビラさんと久保純子さんでした。舞台あいさつにきたのは石坂浩二さん、松嶋菜々子さん、尾上菊之助さん、富司純子さん、松坂慶子さん、萬田久子さん、深田恭子さんと市川監督です。
まあお笑い担当がいるわけではないので、普通のあいさつでしたが、松嶋さんは緊張しまくってましたね。「あのー」という言葉をコメントのたびに連発。でもすらりとしていてとてもきれいでした。そして大きい!あの大きいと評判のフカキョンに勝ってましたから。深田さんは少しタイトなピンクのドレス。少し色がきついかなと思ったけど、彼女のきれいな顔立ちならOKなんでしょう。
それにしてもヘイちゃんは楽しそうにコメントしていましたね。27年ぶりの金田一とのことですが、実際の映画は、、、やっぱり年齢は隠せませんでしたね(笑)
以前の作品は数回見ているので、ある程度は覚えています。ただたまに他の作品のシーンとごちゃまぜになってしまいます(鐘に埋められた死体とか、糸玉の中の遺書とか中井貴恵さんとか、他の作品が思い出されてしまいます)。おなじみのキャラクターの加藤武さんとか、以前の作品に出演されていた草笛光子さんなどちょっとうれしくなる出演者も多数(当時三条美紀さんも出演されていたんですね。今回も出演されています)。そうそうワイドショーでもありました三谷幸喜さんのワンシーンも冒頭にありました。
ストーリーについてはご存じの方も多いと思いますが、なるべく触れずに。いくつか思ったことを簡単に。
全体的な展開に大きな違いはありません。描写は以前の市川監督の方が鋭いというか強めというかそういう感じだったと思います。特に殺人シーンに関してはかなり穏やかな気がします。あとは眼が悪くなられたのでしょうか、、、光と影のコントラストが映像の中で弱くなりましたね。これは市川監督の作品にとっては結構きついことだと思うのですが。あと場面展開とかカット割が少ない気がして、テンポも今一つ。金田一が家系図を書くシーンで少し「おやっ」と思えるのですが、それくらいかな。テーマ音楽が大野雄二さん(ルパン作曲の方)ですが、懐かしい。でも作品中の音楽は少し明るすぎる気がして、、、もう少しおどろおどろしくても横溝作品だからOKだと思います(作品中の楽曲は谷川賢作さんでした)。一番の問題はボートのシーン。これは時代考証はありなのかな、、、設定が昭和20年だけに、気になる所です。
俳優陣は良かったと思います。石坂さんはあの年齢で良く走ったなと。かなり厳しそうでしたが(笑)。松嶋さんはスクリーンでもきれい。というかきれいすぎ。戦後の女性にしては華やかすぎな気もしますが。でもこの作品は富士さんが一番熱演です。実の親子共演ということもありますが、母親の悲哀、父の想いを背負った長女の悲しみという雰囲気が出ていました。深田さんもかわいらしかったですね(昔の作品では坂口良子さんだったかな?)
豪華な式典で気分も盛り上がり(レッドカーペットは気分良く歩けました。なかなか良いものですね)、作品も楽しめましたが、同時に作品は市川監督の年齢を痛感するものでもありました。お正月映画として12月に公開です。
公式サイトはこちらです→http://www.inugamike.com/
(追記)
今日、見に行って残念だったのはドレスコードについて。余りにも酷すぎると思います。それは来賓客、関係者、プレス、観客、みんなです。受賞対象者はきちんとしているのに、あのいい加減な服装は、、、。製作者がパフォーマンスでというのが今日の表彰でありましたが、その方はきちんとコメントの中で断りを入れていました。観客も含めて格式を保つというのも意識することなんじゃないのかなあ。ちょっと残念でした。