雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

ヨーロッパ企画公演「ブルーバーズ・ブリーダーズ」の感想

前作「Windows5000」がかなり面白かったので、今回も楽しみでした。
場所は下北沢のザ・スズナリ。ここは初めてでした、、、下北サンデーズはどこだ?三宅のラーメン屋は?みたいなボケをする暇もなく、仕事が終わって慌てて駆け付けました。
入場口に貼ってあった公演時間の案内が「1時間10分」。一瞬「?」と思いましたが、本当に短い作品でした。
ストーリーは青い鳥を探すプロジェクトがワンマン社長の企画で立案。探知機を開発した研究所のメンバーや社内の各部署のメンバーが共同で、青い鳥を探しに山奥に来るが、電源をめぐる争いや、ハイテク対ローテクでのいさかい等が勃発する、、、、みたいな感じです。
さて、見た結論から言うと、やや肩透かし。前作の方が良くできていたかな?というのが正直な印象です。
パンフレットにも今回はどたばたしたシチュエーションを描きたいということでしたが、それ事態は結構面白い狙いだと思うんです。ただ、出演した役者が思ったほど転がっていない。どたばたの割には役者同士のテンポが今一つスピード感なくて。緩急つけずに一気に見せましたが、それならあと15分伸ばして、ストーリーにきちんとオチをつけた方が良かった。
一番気になった役者のテンポに関しては、出演者が多すぎることが原因だと思います。スズナリのあの舞台に常時出ているのが11人。ノーセットならまだしも釣り橋作って、自販機置いてですからかなりの窮屈ぶり。それがまたうまくいかせればいいんですが、役者さんの動きが小さくなってしまった。単純に器にあった内容ではなかったということかな。
役者さんはやはり永野宗典さんと本多力さんは存在感というか、勢いが違うかも。映画出たりして経験積んでいるのが大きいのかも知れません。体形でキャラを作っている諏訪雅さんもそうですが、個性強い人がさらに目立ってきました。
三谷幸喜さんがうまいなあと思うのは、同じシチュエーションで描くにしても、細かい伏線がきっちり貼られていること。以前「厳流島」という作品でかんざしを外に捨てたら、あとでそれが武蔵に戻ってきたりとかいう使い方が絶妙。今日の作品もいくつかありましたが、今一つ笑いのつぼに入らなかった、、、残念です。
次回公演は来年5月。2000年の作品を再演するそうです。今回は今一つ乗り切れませんでしたが、次回を楽しみにしたいとおもいます。さてもう一回「サマータイムマシン・ブルース」のDVDを見直すか。