Electric Sheep

徒然なる日々の記録

早慶戦のもう少しまともな感想

どこの論調もFWの勝利という言葉が並んでいて、まあそれはそれでよいのだがそろそろこの状況に甘んじていて良いのかというジレンマに陥っていました。清宮監督就任前は、むしろ早稲田の危機的な状況が久しく続き、どうなのかという不安げな論調が続いていた。いまやそんな早稲田に対してそんな論調を掲げる人は皆無。別に自分は無謀にも早稲田不安説を焚きつけるお馬鹿ではないので。問題はこの状況に5年間甘んじている対抗戦グループの各校。結局どのチームも対早稲田をいまだなしえないし、むしろ独走を平然と許す気配すらある。努力していないとは言わない。ただ負けたチームが勝ったチームより努力していないのは、何故なのかがわからない。練習量がという意味ではなく、指向性という方が正しいかもしれない。5年間ですよ、すでに一世代過ぎている訳ですよ。その間に早稲田以外のチームはどこを見てチーム作りをして、練習をし、この秋のシーズンに望んでいるんでしょう?早稲田というチームは、きちんと方向がぶれることなく、しっかりと進むべき目標(打倒トップリーグなのかな?)に向って進んでいます。
何故、早稲田に出来て、慶應、帝京、明治に出来ないのか?そのことを各チームは本気で考えているのか、どうしても理解できない。
これまでずっとそんな想いが消えないままでいました。ただ昨日の慶応大学を見て、少し変わった気がします。少なくともこの大学は出来ることからきちんとスタートして、作ってきているなと思いました。あまりにも抽象的で好きではないのですが「魂のタックル」が昨日の試合にはあったと思います。自分たちの信じるべきものが、このタックルなんだという盲目的ではあるけど、ただわかりやすいひとつのものが、確かにグラウンドにあったという気がします。上田監督の色が良くも悪くも抜け切れないまま、数年間大学日本一の財産を食いつぶしたままだったチームが、動き出したなあ、と思える内容でした。
先日の明治戦は正直明治の酷さにあきれるばかりで、慶應は好き放題やれているなという印象しかありませんでしたが、昨日の試合は楽しかったです。スコアは54-0の完封負け。見るべきものは佐々木、五郎丸、今村の縦横無人ぶりでしたが、慶應の切れないDFはやっと早稲田の背中を見ようとするチームが出てきたなあという楽しみでもあります。すごく時間掛かると思います。何しろ相手はこの5年間で、全然違うレベルで考えるチームになりました。でも今できることをやろうとする姿勢は見えました。せっかくフルタイムの監督が入ってチームが作れる状態です。楽しみにしたいと思います。
早稲田も慶應の集中力に引っ張られて、悪くない試合運びでした。安易なボール捌きも少なく、ノックオンもそんなに多く無かったと思うし。点数開いてもこういう試合は楽しいです。昨日の秩父宮もそんな空気にTV画面から見て、感じました。
さて、あとは明治がどうしようとするのか、、、この間の帝京戦の酷さが続くようなら、その程度のチームのまま終わるのかなと思います。