雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

雑記 久々に更新

 

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舞台はちょこちょこ見に行っていましたが、なんとなく更新そびれたら、そのままほったらかしになっていました。

Twitterで、気分が悪いことも続きましたし。

今も結構ひどいなあというか、気持ち悪い状況って続いていますね。困ったものです。

舞台は「キネマと恋人」「けむりの軍団」「恋のベネティア狂騒曲」を見ています。いずれも楽しめました。特に「キネマと恋人」に関しては、前回の公演でインフルエンザで休演という泣くに泣けない事情で見ることができなかったので、とても嬉しかったです。そして傑作でした。

ケラさんは映像の使い方がいつも素晴らしくて、今回の「キネマと恋人」も「カイロの紫のバラ」というウッディ・アレンの映画をモチーフにした作品で、つまり映画内の登場人物が現実世界に飛び出してきて、動き回るという話なだけに、映像の使い方が大きなポイントにもなります。ケラさんはそこを演劇的な要素を盛り込みつつ、妻夫木聡さんを見事に使っています。そして緒川たまきさんのキュートさはいつも変わらずというか、、、ずっと好きなんですよね。最終的には悲しいと感じさせつつも、でも映画を見てまた笑える結末が苦さの中の喜びになっていて、本当に何度でも見たい作品です。

「けむりの軍団」は雑誌に「隠し砦の三悪人」をもとに時代劇を描くとあったので、結構期待していました。実際にはそこに「椿三十郎」の要素も盛り込まれていて、非常に楽しいエンタメに仕上がっています。古田新太さんと池田成志さんの二人が絡む芝居とか、どんだけ贅沢なんだと。清野菜名さんも可愛らしさとアクションでの動きのキレがすごく、さすがだなと。あとは早乙女太一さんの殺陣のかっこよさ。演出としては、どうしてもステージアラウンドの感じが残っていて、特に映像の使い方はそういう部分が強く残っていました。新しいキャストであの廻るステージで見たら、新鮮さも含めて面白そうです。

「恋のベネティア狂騒曲」はちょっと別に書こうかなと思います。若月さんの芝居ですし(笑)

このあとは「THE BANK ROBBERRY」、ヨーロッパ企画、ケラさん、野田秀樹さんあたりは確保しています。若月さんは例の時代劇のやつか、あと「アジアの女」とか、、、、ちょっと日程が厳しいと言いながら結構取ってしまった。多分、これ以上は増やせない、、、、はず。いや出費を少し抑えなくては行けないので。我慢も大事です。

雑記 ふらふらと

ツイでも書いたが、気がつくとあの一週間で一年の半分が終わることに、なんとも言えない感覚になる。

早すぎるな、一年、、、ついこの間令和になったばかりという感じもしているし。しかし間違いなく時間は過ぎているし、この6月にやったことをいろいろと考えると、これから先もなんだかんだであっという間にくるんだろうなと。

先日、アマゾンでKindle本のポイントセールがあったので、勢いで多数購入してしまった。こういうところを直さないといけないのだが。

 

ノーサイド・ゲーム

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高校事変 (角川文庫)

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樅の木は残った 全巻セット

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FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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この四冊。

ノーサイド・ゲーム」はドラマを見てからにしようと迷ったが、結局買ってしまったので、これから読みます。ワールドカップに合わせてTBSがドラマにしてくれるのは、ラグビーファンとしてはありがたいこと。

「高校事変」は完全にあらすじ買い。外れたら仕方ないけど。「樫の木は残った」は以前から狙っていたのだが、値段がいつも変動するので、安くなったタイミングで購入。「FACTFULNESS」のようなビジネス本は久々に購入。最近、自分のそういう感覚をあまり磨いていない気がしたので。「マルドゥック・アノニマス」はこのシリーズはすべて揃えているので。未だに「マルドゥック・スクランブル」は再読します。

Kindleなので、積読とか気にせずに、ちまちま読みます。

最近、MVNOの回線をいろいろと試していて、少し前に契約したiVideoの回線が非常に便利なので、レンタルSIMはこっちのみにしようかなと。300GBで3000円はありがたい。FujiWifiはもう少ししたら解約の方向で。似たような回線はいくつもいらないし。少し手持ちの回線を整理する時期が来たのでしょう。

舞台は少しセーブしつつ、とりあえず幾つかは確保できたので、チケットを購入しています。三谷幸喜さんの新作が取れたのは大きかった。野田さんの時みたいに厳しい戦いになると思ったので。他にも取れた作品があるのですが、それはまた改めて感想などを書けるときに書きます。

 

雑記 chromebookを購入する

今までこのブログの更新は、いろいろなデバイスでしてきました。

初期のはてなダイアリーの頃は、PCからの更新はもちろんのこと、PalmCLIE UX50)で文章を打って、メールで更新とか、W-ZERO3を購入してからはそれで更新したりと、いろいろ。iPhoneを使うようになってからは、サードパーティー製のキーボードを購入して、それで文章を打ったりしています。

そのあと、オフィスソフトが使える機種がほしいということで、初Androidで購入したASUSのEee Pad Transformer TR101がしばらく大活躍。タブレットとキーボード脱着のギミックはとても好きなものでした。しかし早々とマシンスペックの低さが露呈して、次にSIMフリーでZenPad10を購入。これでブログ更新はちょっと厳しかった。ソフトキーボードでタイピングをする難しさを感じました。

結局、普通のPCを購入しようと思い、ブログ更新用にアマゾンで特価だったASUSのT101HAというWindowsPCを購入。そこにはてなブログ更新用のアプリケーションを入れて、しばらく更新していました。これはテキスト打ちとしては非常に便利です。若干重さはありますが、仕方ない。割り切りで使えば良いものだと思います。

普段はスマホ二台、タブレット(MediaPad M3)とKIndle、とそれなりに持ち歩いているので、このラインナップにPCが入るのはなかなかに厳しい。肩が抜けそうです(笑)そう思ったときに軽量で薄型の機種を探していて、最初はMacbookかなと思っていましたが、流石に安くない。そこまでのハイスペックは今すぐはいらないということ、それからMediaPad M3と同じようなことが同時にできれば、持ち歩くものが減るという思いもあって、浮上してきたのがChromebookということです。

このまえに変態機種を使っていて、それはLenovoのYogabookです。Android版を使っていました。非常に惜しい機種です。薄さ文句なし、レスポンスも悪くない、画面も見やすいし、タブレットモードならかなりの便利さ。問題はキーボード。薄さを作る代わりにキーボードが板の上のタッチ式。まあブラインドタッチは厳しいにせよ、それなりに打てるのですが、パッドがひどかった。全く機能しない。ここがもう少ししっかりしていればよかったのですが、まあ使いにくいこと。個人的にはLTE版を購入して使って、良い部分も多かったですし、軽さ、薄さは良かったので、そことトレードオフできれば、、、でしたがだめでした。後継機はAndroid版はなくなりWindowsのみになりましたね、、、売上がAndroid版はすごく低かったとあとで知りました、仕方ない。

ちなみにMediaPad M3は名機です。これは素晴らしいパフォーマンス。そろそろ電池が悪いのですが、そのまま交換で使う予定です。サイズ感もいいし、普段持ち歩くカバンの中にきれいに収まるのが良い。Huaweiはいろいろと言われますが、この機種に関しては文句なしです。

で、Chromebookですが、悩んだ末にASUSのC101Paを購入。すでに2年前以上の機種ですが、未だに評判もよく、こちらの狙いに近いものがあったので。


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値段はアマゾンで38000円くらい、受取の関係で注文から3日後に来ました。選んだ要因で大きいのは、Androidのアプリが使えること。そうでないとタブレットの代わりにならないので困ります。いろいろとレビューなどを参考にしましたが、使い方を割り切れば問題なくいけると判断して決めました。

割り切り、これ大事ですね。

先日まで自分の手元にはスマホが乱立していて、メイン機種のOneplus6、サブのGalaxy Note8、Pixel3a、iOSを持っていなかったので、iPhone Xとまあいろいろとありました。HuaweiのHonor10、Nova3もありましたね。買いすぎです。この内、Note8、Huaweiの二機種は処分しました。それでも多いのですが。使い分けをしたときにOneplus6はあらゆるレスポンスの速さが魅力、画面も見やすい。iPhoneは音楽プレイヤーとして、携帯性の良さなどが挙げられます。UIはだめだと思いますが。Pixel3aは軽さとカメラが気になった。Felica搭載も大きい。自分はあまりおサイフケータイに関しては強く推してはいないのですが、ないよりはあったほうがいいと持っているので。

そういうことを考えたときに残すもの、手放すものは決まってきました。

で、今回のC101Paも同じで、出先での文章打ちやSNS、Webなどなら十分に使える。そしてバッテリー持ちがいい。これが大きいです。薄さも魅力ですが、重さは正直そこまで変わらなかった。実際にこの文章もC101Paで入力していますが、たしかに早い。

ちなみにいまはオフラインです。ネットに繋いでいません。この文章打ちなら特段、問題はなさそうです。

今後、どう使うかはいろいろと変わると思いますが、Androidのアプリが使えることは大きなメリットです。タブレットモードにした時に裏側に来るキーボードはすごく気になりますが、なれるのかなと思ったりします。画面には保護シートなどを貼っていませんが、あとで購入しておこう。

当分、デバイスなどの購入は抑えることにします。芝居のチケットなども最近は我慢、、、と思うことが増えたのですが、でもヨーロッパ企画桜井玲香さんの芝居、アジアの女、三谷幸喜さんなどなど、、十分多いですが。今週には「キネマと恋人」を見に行くので、すごく楽しみです。初演のときは出演者のインフルエンザで見ることが叶わなかったので、楽しみにしています。その感想は改めて書きます(予定)。

モダンスイマーズ「ビューティフルワールド」の感想


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先日、池袋の東京芸術劇場・シアターイーストでモダンスイマーズの公演「ビューティフルワールド」を見てきました。本公演は久々な気もしますが、、、20週年記念公演ということ、値段も破格の3000円!すごいですね、この金額で演劇を見ることができるとは。そして、見た作品もすごかった。ちょっと感想をまとめておきます。

あらすじですが、

主人公・飯田夏彦(津村知与支)は40代を過ぎた引きこもり。彼が両親と住んでいた家が火事で全焼。一時的に夏彦は弟(古山憲太郎)の家に転がり込む。その家にいるときに弟から「銚子の叔父の家にしばらく行っていて欲しい。」ということを言われる。夏彦は嫌々ながらも銚子の叔父(菅原大吉)の家に行き、そこで生活する。銚子では叔父が和菓子屋からカフェにお店を変えて、経営していた。夏彦はその敷地の離れに暮らすことになるが、叔父の方針により店の手伝いや食事の相席など、引きこもりとはやや異なる生活を過ごすことになり、ストレスを抱える。

一方、叔父の店にもいろいろな問題があり、叔父夫婦は和菓子屋を潰した経緯から、夫婦関係に亀裂が入り、そのこから娘(生越千晴)と母もうまく行っていない。母・衣子(吉岡あきこ)はもともと自分が父から譲り受けた店をきちんとできなかった思いも含めて、このカフェに関しては一所懸命にレシピを考えるが、夫・淳二は取り合おうとはしない。そんなストレスから逃れために、衣子は宇多田ヒカルの歌を頭のなかで響かせる。

お店の手伝いをする夏彦に嫌がらせをする店員・清史郎(小椋毅)や、何かと話に来る店員・りく(成田亜佑美)、お店を任されている高倉健太(西條義将)、などなど、いろいろな人がいる中で夏彦は少しずつ自分の周りの世界との関わりを作っていく。そんな中、衣子は心の支えとしてきた宇多田ヒカルの歌を口ずさむことから、夏彦と会話をして考えたレシピを食べてもらい、一緒にゲームをして楽しむなど、交流する時間を楽しんでいく。しかしそのことを淳二から浮気と勘違いされ、酒に酔った淳二が衣子に暴力をふるい、その場面を夏彦に携帯電話に撮影されて、逃げ帰っていく。衣子はそのまま夏彦と一緒に離れで生活することを選ぶ。

というのが前半のあらすじ。後半はここから世界が一変していきます。

最初、休憩があることがすごく違和感でした。二時間弱のお芝居で必要かなと思ったり。必要どころか、この時間があることで観客に伝えるこの作品のインパクトの大きさが全く異なります。正直、前半を取り巻く空気の重さと、登場人物が抱える身の回りの世界の様子は なかなか複雑です。そして、そういうこともあるよなあ、、、っていう感じが見ている観客にどんどん飛んでくる。そのことがどうなるんだろうっていう感じも含めて、すごく前半の濃密な感じが、登場人物の感情の揺れも含めて、うまいなあと感じていました。

後半は、、、いやびっくりです。あらすじは書きませんが、世界が一変するっていうのはこういうことです。ビューティフルワールドっていう言葉の意味がよくわかります。夏彦にとって周りの世界は敵でしたが、そして彼は引きこもりなのでベッドに寝る以外の逃げ方を知らなかったのですが、それがどう変わっていくか?という世界が見えてきます。引きこもることがどうこうとか、そんなカッコつけた話じゃなくて、彼が過ごした銚子での世界がどんなものだったか?を知ったことで夏彦は世界を別の意味で知ることになります。

自分はその描き方がとにかくうまいと感じて、蓬莱さんの脚本の凄さを改めて実感しました。演出も特に後半の作り方は見事で、わざとコミカルな演出も出てきますが、それも作品を見ているとそう見える世界なんだなと感じます。本当に前後半の作りの違いで、ここまで「世界」を感じることができるとは!という思いです。

津村さんの演技は、主体性がない生き方を前後半通じて、うまく見せていて、それだけにラストシーンでの行動と最後のセリフの重さがすごく伝わるのが、見事だなと。恋人役の吉岡あきこさんは、前半でのぐっと我慢した衣子と何かを悟った後半での違いが魅せてくれます。面白いのは、人を取り巻く環境は時間が経てば変質もするし、距離も変わっていく。それはどんな関わりであっても起こるし、それを人は自然と受け止めていくということ。それを二時間の舞台の中でさらっと見せていくし、そこに違和感を感じない自分がいたことかなと。

この作品は自分を取り巻く世界は、「こんなもんだ」でもあるし「こういうものだ」でもある。そういうこともひっくるめて題名にある「ビューティフルワールド」なんだと言う話につながっていきます。正直、きれいかどうかは別として「愛すべき世界」という言葉が適切かもしれません。

今年は見に行った舞台に「すごいなあ」と思える作品が多くて、今回もまたいい作品を見ることができたことをすごく嬉しく思います。

イキウメ「獣の柱」の感想


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先週、見に行くことができたので感想をまとめておきます。

東京公演は先日、終わったので一応結末まで触れるかと思いますが、ご了承ください。

あらすじとしては、

ある日、隕石の落下が確認された。宇宙から落ちてきた隕石には、人間に幸福感を与える不思議な放射力があり、その隕石を見続けると死ぬまでその隕石を見ることになる。その隕石をめぐって現代において、様々な動きが起こるストーリーと並行して、未来ではその隕石は巨大な柱という形で、地球上に次々と落下し人類をどんどん減少させていく。その隕石に対する人類の絶望と希望がどうなっていくのか?

 

というのが大まかな話です。

まずこのストーリーが面白かった。SFとしていろいろな設定がありますが、こういう切り口は小説的でもあり、その入り口を前川知大さんは見事に演劇というフィールドに落とし込んでいきます。以前観た「プレイヤー」もそうですが、一見不可思議な状況の話が、リアリティを持って動いていくのはすごい力量だなと思います。ディテールをいい加減にしないことが大事だなと。舞台上では未来と現代が何度も場面転換で交錯しますが、わかりにくさはなかったです。

現代社会では、三人の主人公がその脅威に気が付き、柱の脅威をどうにか回避するすべを探していきます。この動きが未来における「柱の影響を感じない世代」への変化につながっていきます。柱が落ち始めた時から、社会機能がほぼ麻痺してしまい、農家の自給自足の動きが人類の生き残るシステムの一つとして機能していく。そのことが脈々とつながっていく流れがストーリー上ではうかがえます。この辺りは、人類の学習と生き残る術という意味では分かりやすいものだったし、納得もしやすい。三人のうち一人は途中、未来に送られてしまい、その未来で次の世代をつなぐ働きをしています。一度、過去に送り返されて、過去の人間に影響を与える動きをして、そのまま眠っています。そして残った二人が結婚し、後世に柱の影響を受けない世代へとつながっていく。

この芝居、正直もう少し悲劇的な終わり方かな?という感じもしたのですが、実際には希望というものが非常に強く印象に残りました。もちろんいいことばかりではなく、実際人類は「数減らし」をされているわけです。柱が宇宙からではなく成層圏あたりからふっと出現したという経緯が語られますが、よくある「地球の意志」としての数減らしという要素が見えてきます。合わせて柱を見続けて死ぬということは、ある種の「安楽死」であると。確かにその通りだと思いながら見ていました。過去から生き残るシステムを構築した二人は老人になった際に、痴呆になった妻を連れて、二人で柱を見つめたまま死ぬという結末を選んでいることが語られます。過去が整理であるなら、未来は再構築です。ただ人類という種がなぜ整理される存在として認知されたのか?という点は、舞台上ではあえて結論を出してはいませんが、そこは日頃の行いから決まってくるものだと思います。この作品はそういった人の存在という部分において、非常に冷静な目で描かれていることが印象的でした。

演劇って面白くて、この舞台は最初に浜田さんが「私は今、あなたの頭に直接語り掛けています」と「セリフを叫び」ます。ちょっと失笑気味な感じではあるんですけど、そこに意味があります。このセリフの空気の瞬間に日常から切り離されます。今年見た中で絶賛した「こそぎ落としの明け暮れ」の最後の崖のシーンあたりと共通点を感じました。ないものをあるといわせるのはむずかしい。でもその世界観に入り込むことができる。結果として未来から送られてきたときに「言葉」を失っていました。この芝居は言葉を中心に語りたいわけではないのでしょうが、コミュニケーションという部分で、何をよりどころにするのか?という意味では興味深かったです。

個人的には希望につながるエンディングと思いましたが、実際に希望なのかは怪しいのかもしれませんね。ストーリーとして書くと、人類への警告とそこからの再生みたいに、聞こえの良さにつながっている気がしますが、実際はそんな単純でなく、人類自体が一枚岩でもないし、未来における人類の動きも世代ギャップ・確執は存在します。柱によって数が減り、文明社会における生活が退化しても、人という生物が抱える社会性の問題は消えることはない。前川さんが描く作品はいろいろな味を感じることになりますが、この「獣の柱」では、人の業みたいなものも色濃く残った部分も見えてきて、いろいろとじわっと受け止められる作品でした。

雑記 いくつかの感想とか

忙しさとかいろいろとあるけど、「書かなくては!」という気負いは大概のところ、書かない方向にシフトするという見事なまでの堕落。

とりあえず移動に時間があったので、このタイミングで少し書き残しておこうと思う。

4月・5月とちょくちょく芝居を見に行く機会があって、その感想をあまり書いていなかったので、簡単に。

 


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「LIFE LIFE LIFE」

ケラさんが演出で、段田さん、大竹さん、稲垣さん、ともさかさんというメンバーの作品。ステージも中央配置で取り囲むイメージ。ストーリーは二組の夫婦の深夜のホームパーティーの会話劇を、シチュエーションと人物関係を変えて描くオムニバス。これが面白かった。主に稲垣さんは性格が三通り、ともさかさんは段田さんとの関係性が不倫かどうか、あるいは嫌いか。この辺りが変化の基本。じつは大竹さんは大きく変わっていなくて、でもそのエピソードごとに違う顔が見えるうまさ。権利の関係で当初予定していた戯曲ではなくなったのだが、そんな話関係なく楽しめた。会話から生まれる緊張感と人の感情がピリピリと伝わること、そういう芝居は久々だったので非常にうれしい気分。

 


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「銀幕の果てに」

先日の「熱海殺人事件」に続いての「復活、つかこうへいSP」第二弾です。主演は矢島舞美さん。彼女は見事な存在感。もともときれいだし、そのビジュアルはずっと昔から好きでしたが、今回紀伊国屋ホールの舞台に立つ彼女の凛々しさは圧倒的でした。きれいっていう言葉だけでなく、立っている姿から見せるオーラが格別に違う。セリフ回しがどうとかっていう話とは別に、主役としての存在を十分に味合わせてもらった。問題は全く別で、まず原作がある意味破綻しているというか、難しい作品。昔、単行本を買って読んでいたけど、忘れていた部分もあったので今回、文庫を再読。小説として「時空を超えた」というフレーズを使っていますが、盛り込みたいエピソードの羅列でストーリーのつながりが出来上がっていない。その小説から、神との闘争という部分を抜いて、原発への警告、女優たるものみたいな話を抜き出して脚本・演出していますが、、、、まあ当然まとまらない。つかさん風の味が出る大部屋女優あたりのくだりとかあるんですが、いざ全体で見ると、まとまりもなく原発の炉心に刺さった鋏を抜くという比喩が何に置き換えられた話なのか?も観客には不明瞭なまま。俳優陣の熱演とは裏腹に筋立ての難しさを感じた作品でした。

 


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ジョビジョバ・ライブ」

二年ぶりだったのか、、一年勘違いしていました。住職とサラリーマンがいる時点で、なかなかそろうのも大変だったでしょうけど。前回の公演を受けてのネタも多くて、そのあたりはうまくつながっているところもあるし、、、ですが個人的には前回の公演のほうが面白いというか、笑いという点では自分に響いた気がします。最初の韓国語のネタは面白いけど、あれ観客突き放した感じが少し残るし、門田とか笑えるんですけどね。山寺さんとかコクソン関連でうまくバランスを取った感じがします。自分の笑いの幅が狭くなってきているのかな、、かなりおっさんだし。

 

「+GOLD FISH」

乃木坂46樋口日奈さんがストリートプレイの芝居にでるということで、しかも好きな女優さん(清水葉月さん)がでることもあって、先行予約で取りました。見に行ったのは千穐楽で、思った以上に楽しめました。樋口さんは頑張っていたと思います。気になったのはむしろそのキャラクターづくりというか、演出上の問題でしょうね。それはこの作品全体に流れる演出家の狙いかもしれませんが、若干緩急の付け方に癖があるというか、、、そこでそのおふざけを入れるか、、、みたいな感じが残る。ストーリー自体はアガサ・クリスティーの謎の失踪を絡めて、前夫との離婚、再婚相手との話を絡めるという筋立てにしていますが、構成上のうまさを見せつつも気になる部分も残った作品ではあります。清水葉月さんはうまい、ソフトさとバシッとナイフを突きつける感じが見事で、これからも出演される作品はチェックしていきたいところです。

 

ざっとこんな感じですが、あまりにもざっくり過ぎて、細かい考察も何もなく、ボール投げつけている感じがしたら申し訳ない。作品というよりは自分の文章力のなさである。

6月にも見に行く舞台があるので、感想は改めて。

雑記 多部未華子さんの記念公演「MIKAKO30~多部の素~」

世間様の10連休とかいうのとは、もちろん無縁でもあるのですが、一応休みは多少もらえるので、明日から鎌倉方面へ行ってきます。どこで何するのか?は行き当たりばったりになりそうですが。

先月末に会社関係で非常にしんどい業務が二日間ほどあり、ほぼ抜け殻で、さらに昨日は仕事→ジョビジョバ多部未華子さんのイベント→仕事というよくわからない流れで、疲れ切りました。

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多部さんがお出迎え

多部未華子さんの30歳記念公演「MIKAKO30~多部の素~」は、とても良い内容で歌に芝居にお土産に、最後はご本人のお見送りとてんこ盛り。ご本人の空気感も魅力的な方なので、いうことなし。吹越満さんとの二人芝居が、松尾スズキさんの書き下ろしということで、これまた面白い。一つは「結婚前の男性に思わせぶりな態度を見せて、逆切れする女」もう一つは「母の再婚相手を父と呼ばない娘」でどちらも笑わせる部分も含めて、うまくまとめられていました。演出が吹越さんということで、大変そうでしたが。

松尾さんや吹越さんは共演もされているし、信頼も高いのでしょうから、今回のようなイベントでの協力というか、関りも納得できるもの。また松尾さんの作品に出てほしいですね。そのまえにケラさんの神奈川での公演を取らなくては。

保谷が出身ということで、今回会場が選ばれたようですが、そのことも含めて非常に親近感が湧くイベント。自分は朝ドラで川越に来ていたことが非常に印象的。あとは「鹿男あおによし」が面白いドラマだった。あれは原作パワーも見事だったけど。

多部さんは非常に不思議な空気感を持っていて、その感じがほかの女優さんとは別に引き付けられるところ。うまさもそうだけど、芯の強さがぐっと入った感じが伝わります。30歳になっても、そういう感じが変わらずいろいろな役を演じてほしいなと思います。

お土産は来場者のみに配られるカタログとご本人のお見送り。うれしいです。カタログはSNSなどにアップNGなので、もちろん画像も載せません。非常にかわいらしい画像が多くあります。

ほかにもいろいろと幼少期の話や、歌も以前出たミュージカル「キレイ」の曲を歌ったりとファンならではの楽しみが多いイベント。カチッとしていない雰囲気も含めて、非常に行った価値の高いイベントで、大正解でした。

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多部さん、4ポーズ