雨の中を泳ぐ日々

思いつくがままの気分の記録

雑記 新年のご挨拶など

本年もよろしくお願いいたします。

今年もゆるゆるな感じではありますが、更新できるときにはしていきたいと思います。

昨年は考えてみれば話題に事欠かない2019年だったはずですが、さほど更新をしていない気もしていて、昔は一年間に500本以上の記事とか、お前暇だったのだな、、、と思いを馳せるくらいの状況。忙しいことはいいことなのか、どうなのか?という話はそれとして、また自分の中で書きたい部分が出てきたときにいろいろと残していこうと思います。


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これは正月に見に行ったラグビー大学選手権・準決勝の「明治対東海」のラインアウトの写真。いい写真だなと思ったので掲載。例年、1月2日はこの準決勝を見に行くのが通例になっていて、一度だけインフルエンザに掛かって行けなかったことを除けば、毎年観戦。ただ今年はさすが無理かなと思いました。ラグビー熱の高まりから、チケット確保が困難に。今回の準決勝も、ぴあの先行優先でなんとか確保。それも最初は指定席が取れなくて、やばいと思ったタイミングで、キャンセル発生。それをうまく確保できました。

試合については、第一試合の「天理対早稲田」は早稲田の完勝。早稲田の事前準備は見事なもので、自チームBKの能力と相手DFのバランスを考えた外の攻撃で3トライを決め、スクラムの対応、相手ペネトレイターへのDF、ラインアウトの対処と、きっちりと決めています。天理は個人技でシステムを上回るだけの状況にならなかった時点で完敗でした。昨年の決勝での明治との再戦も期待されていましたが、残念な結果に。来年度にまた期待です。

第二試合の「明治対東海」は接戦。途中までは明治ペースな雰囲気でしたが、後半のシンビンからの明治陣スクラムの展開がピークだったと思います。明治は一人少ない7人でスクラムを組み、反則を繰り返す。このまま行けば認定トライを受けて、さらに一人退場という展開をなんとかクリアして、はねのけています。その場面だけ見ると確かに厳しかったのですが、明治はやはり上手さはあって、決定的な場面を作らせることが非常に少ない。DFに関してかなりの意識の高さが伺えます。

どちらの試合も楽しめる部分が多くて、このあとの1月11日の決勝「明治対早稲田」、自分は仕事で見に行けませんが非常に楽しみです。録画してじっくり見ようと思います。

 

演劇は当面、行く予定がないです。

1月末に「飛龍伝2020」に行くくらい。仕事がかなり忙しいので、今年は去年ほど(去年もたいして見ていませんが)見ることが難しい。仕方ないところですが。仕事をしなければ、お金も入りませんし(笑)行けるときには楽しもうと思います。

その「飛龍伝2020」、SNSでは話題に上がることもあり、それは主演が欅坂46のキャプテン菅井友香さんという起用について(個人的にはやや否定的ですが)、あわせてこの作品の演出をする岡村俊一さん(藤谷美和子さんのご主人)のTwitterでの発信について。去年、今泉唯衣さんが出演した「熱海殺人事件」のときもそうでしたが、とにかく過剰に発信する。自作のヨイショやら女優さんへの美辞麗句やら。

もちろん宣伝目的という意味合いや、この発信があることでの出演者へのプレッシャーというようないろいろな意味はあるはずです。でも個人的には、少しお喋りすぎるとは思います。つかさんも結構絶賛する人でしたが、岡村さんは弟子を自認しているのかどうかはわかりませんが、正直必要以上にうるさいし、そのことに対する反応にも開き直りの一途。まあ、それも戦略ならそれまでか。プロモーションとしてのSNSは、どうしてほしいのか?という意味ではいろいろな考え方もあるし、嫌ならミュートでもブロックでもいいのですが。

ただあれは本当に必要があることなのかなあ。

まあ宣伝以上に、いい作品を作ってくれれば、オールオッケーです。つかさんが亡くなったあとのただの模倣で終わるのか、どうかも含めて。

そんな中、中屋敷法仁さんが熱海殺人事件を演出してくれるという嬉しいニュース。今の時代につかこうへいさんの戯曲を使う演出家はそう多くない時代、どうなるのか非常に楽しみ。しかもモンテカルロバージョンまで。阿部寛さんが俳優として新境地を開いた傑作です。これはぜひ観たいところです。

 

 

雑記 今年もありがとうございました


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今年は金沢に行けたのが嬉しい旅行でした。

一枚目は旅行で行った「金沢21世紀現代美術館」、その中にあった現代アートの展示品です(撮影可)。

今年も仕事は相変わらずな感じですが、趣味もなんとか楽しみつつ過ごすことができた一年です。

特に演劇とラグビーに関しては楽しめた部分が多くて良かったです。ラグビーはワールドカップ自国開催ということで、その開幕戦の場を現地で迎える事ができて、ずっとラグビーを楽しんできた自分へのご褒美かなと思いました。

演劇は数こそ少ないものの、個人的に楽しいと思える作品に行けた事が良かったです。「こそぎ落としの明け暮れ」「キネマと恋人」「墓場、女子高生」「ドクター・ホフマンのサナトリウム「Q」など印象的な作品が多くあります。今までとは違う作風も楽しめました。

仕事も無事に昨日で納めることができたので、紅白をのんびりと見ながら年を越そうと思います。

来年は仕事的に忙しい感じなので、特に演劇関連は厳しい日程になりそうです。それでも楽しめるタイミングがあれば、その時は満喫しようと思います。

このブログも低空飛行ではありましたが、芝居の感想などを見に来てくださった皆さん、ありがとうございました。今後どうしていくかはわかりませんが、機会があればまた読んでいただければありがたいです。

それでは、今年最後の更新はこのあたりで。

 

2019年、気に入ったモノ(ガジェット)

前回は日用品でしたが今回はデジタル関連。

ガジェット系は、多くは購入していませんが、比較的に出入りが激しいというか、処分したものも多いです。

手元に残して、年越しするものをいくつか。

 

まずはこれ。

もともとASUSのノートパソコンを持っていましたが、少し厚みもあって持ち歩きにはやや不便。もう少し手軽に使えるものはないかと思って、試しに買ってみました。

基本、ブログ更新で使いますが、そういうテキストベースでの利用には便利です。

重さもさほどなく、キーボードもうちやすい。

複雑な処理をするわけではないので、ネット環境さえあれば、簡単に使えます。

難点は外部ストレージがうまく使えなくて、例えばプライムビデオのデータが外部メモリに保存できない(できるという記述を見たのですが、自分の環境ではできないまま)。容量が16GBしかないので、そのあたりは工夫が必要になります。

こういう機種は割り切りが肝心で、そこに使い分けの意識を持てば、便利なものだと思います。

 

おそらく今年買ったガジェットでは一番のお気に入り。

正直、最初はどこまでのものか、特にバッテリーなどの不安がありましたが、実際に使ってみて文句なしの一品。

先日のアップデートで音量調節と曲操作を振り分けて設定することが可能になったので、自分の使い方では言うことなしです。

巷では「airpods pro」の人気があるみたいですが、自分はiPhone X持っていますけど、ソニーを使います。ノイキャンもそうですが、操作性込みでみたらという判断です。音質も素晴らしく、素人の自分が聴いても、いろいろな聴こえなかった音が耳に入るに感謝です。

 

nasne 1TBモデル (CUHJ-15004)

nasne 1TBモデル (CUHJ-15004)

 

生産終了ということで、以前から気になっていたモノを「よし!」と思って購入。一番の利点は外出先からのリモート視聴です。あとは録画の安定性。自宅にソニーのBDレコーダーがありますが最近は調子が今一つで困り物。その点、nasneは快適です。有線LANでないと接続不可と言われていたので無理かと思いましたが、先人たちのおかげで、無線LAN接続をして上手く使えているのも便利なところ。年末年始の番組録画でフル稼働してもらっています。

 

年末にきて購入し、嬉しくなった一品。

スマートウォッチはそれなりに購入してきて、そのたびにイマイチで手放すを繰り返してきました。昔から使っているGarmin活動量計だけが残る感じ。wear OSも今一つだったので、SuuntoGarminあたりのスマートウォッチで考えていました。Suuntoを購入した直後に、アマゾンのセールでApple watch series4が出ていたのでポイント、ギフト券をフル活用して安く購入。実際使ってみると、操作性がとにかく楽。通知含めた確認もわかりやすく、正解だったと思います。

スマホは、急激にバッテリーが劣化した「Oneplus 6」を手放して「Pixel 3a」を使っています。先日のセールにあわせてXLに変えました。本当は「Oneeplus 7t」が欲しかったのですが、Banggoodでの注文が全く動かなくて一ヶ月待ってもスルーだったので、キャンセルしました。海外サイトの買い物は難しいです。

来年は少し控えめに、、、、と思いつつもまたちょこまかと購入している気がします(笑)

2019年、買ったもので気に入ったモノ

年の瀬ですが、仕事は未だに納める気配はなく、おそらく30日までは黙々と仕事を続けます。

そんな中、こういう企画もたまには良いかなということで、今年自分が購入して良かったモノをいくつかご紹介です。

 

実際には黒ではなくダークグレーの方を買いました。購入先はアマゾンではなく楽天です。

仕事柄、荷物が多い状態で移動することがあります。そのときに今まではトートバッグか、3wayのビジネスバッグを使っていましたが、カバン内の配置も悪いし、肩も痛くなってきて、どうも身体の重心が崩れている気がしてきました。そこでしっかりと背負うことができるリュックを探していて、且つノートパソコン系が安全に入るモノを探していて、結果メジャーな「incase」になりました。

収納力は文句なし、若干重さがありますが、許容範囲。むしろ大きいので、電車内で邪魔になったらごめんなさいというところでしょうか。しかし非常に良いリュックだと思います。自分は収納が拡げられるモノを買いましたが、その機能が無い種類のほうが売れているかもしれません。

 

やはり年齢と共に体重が増えることもあり、きちんと管理しなくてはということで購入。スマホBluetooth接続でデータが転送できる。今までもそういう機種がありましたが、あまり興味がなかった。でも健康管理に気を配ることも増えてきたので、アマゾンでのセールのときに購入して使っています。

場所を取らないので、立てかけておけるし、測定も簡単に済むので便利。内臓脂肪とかも出るから、自分への良い警告になります。数字を直視しないとなかなか健康管理はだめだなと再認識しました。

 

秋に金沢に旅行に行ったのですが、そのときに履くスニーカーがほしいと思って購入。今まではアディダスのスポーツシューズを履くことが多かったのですが、もう少しいろいろな服にも合わせられるようにと。

中敷きが正直邪魔です。これがあると足の甲が少し痛くなりました。なので、今は外して履いています。これでだいぶ快適になりました。軽いし、足元のクッション性もあり、旅行先でもラクラク歩いていました。この手の靴は履きつぶしてもまた購入できるので、ありがたいです。

 

亀田製菓 亀田の柿の種たっぷりピーナッツ16袋詰 560g

亀田製菓 亀田の柿の種たっぷりピーナッツ16袋詰 560g

  • 発売日: 2017/07/03
  • メディア: 食品&飲料
 

ついリピート買いしてしまいます。美味しい。小分けなので食べすぎにも気を使える。しかし体重計の意味がなくなるので、最近は控えめにしています。

これとミンティアとフルグラはすっかり自分のリピート買いの定番です。

とりあえず生活用品ではこんな感じで。

ガジェット系はあらためて。

 

ミュージカル「キレイ−神様と待ち合わせした女−」の感想

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この日は最初は「キレイ」だけを見る予定でしたが、どうしてもDULL-COLORED POPの「マクベス」が見たくなって急遽チケットを確保して遠征しました。

これもかなり面白い作品でした

そのあと渋谷に移動して、一旦Apple渋谷でスマホのディスプレイ交換をお願いして、そのあとシアターコクーンへ。

今回は、この公演発表時に乃木坂46生田絵梨花さんが主演ということで、各方面話題になったと思います。自分も正直、驚きました。今年は伊藤万理華さんが根本宗子さんとの仕事だったり、生田絵梨花さんが松尾スズキさんとの仕事ということで、自分がよく見てきたフィールドの中に乃木坂関連が入ってくるという不思議さを味わっています。樋口さんがタクフェスってのもすごい話ですが。

今回はその「キレイ」の感想をかんたんにまとめておきます。

大阪公演などもまだあるので、畳んでおきます。

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野田地図「Q ~A Night At The Kabuki~」の感想

www.nodamap.com

さて、しっかりと残しておきます。

珍しく二回、観に行きました。自分の個人的な趣向として、なるべく多くの公演に行くために、同じ芝居は二度見ることはしない方向でいるのですが、今年はベッド&メイキングスの「こそぎ落としの明け暮れ」と野田地図は二回チケットを確保しました。野田地図は二回見るつもりはあまりなかったのですが、一回目を見てもう一回見ることができると思ったときに、すでに二度目確保をしていた自分をほめたくらい(笑)

さて、すでに本公演すべて終了しているので、ざっくりではありますが、感想を。

構造は源平になぞらえた「ロミオとジュリエット」を前半に据えて、後半は最近の野田さんがよく扱う戦争にまつわる様々な事象ということで、今回は「シベリア抑留」をモチーフにした内容で描いています。

 

最初、前半を見た時に実質「ロミジュリ」の話が終わってしまうので、「そこまで行っちゃうの?」という感想でしたが、後半を見て「そう来るのか、、、」という思いになりました。

 

前半はまさに「ロミジュリ」です。若い二人(志尊淳さん、広瀬すずさん)がのびのびと演じています。志尊淳さんはさすがに喉に来ていたかな。広瀬すずさんは自分としては正直、不安要素だったのです。大丈夫かな?と。実際は杞憂でした。もちろんいくつかの修正箇所はありますが、セリフ回しや声の出方、感情の演出などよくやっていたし、特にロミオを追って後追い自殺したがる場面あたりの演技は、鬼気迫る部分を感じさせて良かったと思います。変に小細工しない役柄なのも若い二人にはよかった。

実際には松たか子さん、上川隆也さんの二人がいろいろな意味でしっかりと筋書きを回していくので、そこにうまくはまって動けていたと思います。

その松さんと上川さん、最終的にこの二人が悲劇を避けるために動くけど、でもやっぱり悲劇っていうところが、二人の愛のつながりを感じさせるわけですが、特に松さんは本当に良いのです。前回の「逆鱗」などもよかったですが、悲しみをぐわっと出すのではなくて、じわーっと届ける感じ。今回も「文字のない手紙」を読み始めて、最後もその手紙で終わるわけですが、最初と最後でその手紙の重さがしっかりと伝わってきます。

今回の作品で印象深かったのは、ロミオとジュリエットで「なぜロミオなの?」ではなく「名前を捨ててください」をモチーフに、「名前を捨てる=人としての価値や意味をなくす」という感じに作っていること。

ロミオ(作品ではローミオ)は心中し損ねて、生き返ったあとに、破れかぶれになって、一兵卒として源氏との戦争に向かいます。そのあと捕虜してつかまって、シベリアのような場所で暮らし、恩赦が出た時も身分がないことから、その恩恵を受けることができずに名もないまま死んでいく。名前を捨てたことで、人としての社会的価値も消え、ついには愛情も薄れ、存在も消えていく。この辺りのつながりに「人の価値」がどこに由来するのか?だったり、でもジューリエ(ジュリエット)のようにひたすらその人の存在を意識し、愛情を持つ人もいるという対比。名前を捨てることで、何が消えていくか、何が残っていくか、個人的にはシベリア抑留という状態から、その現場での悲惨な状況という部分(生きるために意志が失われていく状態)はもちろんのこと、それ以上に消えていくものが多すぎる状況への悲しさを見ていながら感じていました。

 

手紙を書く、読むという行為での愛情の交換だったり、伝わっていくものという演出は非常に楽しかったです。あとそこの紙ヒコーキという演出を加えたことで、伝わるものの軽やかさとか明るさみたいなものが浮き上がってきて、同時にそれが悲しい別れへとつながるロミジュリのつながりへとなっていて、うまいなあと。ふわっと飛ばす感じがまたよくて、希望にあふれた手紙という感覚が伝わってきます。

最後の文字がない手紙に対して、平凡太郎(竹中直人)が読み上げた言葉からジューリエがつづっていく話になりますが、ロミオが失わなかったジュリエットへの想いがその極限においても残っていく、というより状況だからこそ、その愛情がすべてのよりどころでもあったという印象です。

名前を捨てることで失ったもの、自分に残ったものというものが見えた芝居で、二度見ることができたことをうれしく思います。

 

追記

竹中直人さんの平清盛のメイクが「ジョーカー」風なのって、どこまでの意味合いがあったのだろうか?というのは、パンフレットとかに正解があったのかな?

購入していないので、、、、

舞台「ドクター・ホフマンのサナトリウム 〜カフカ第四の長編〜」の感想


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ようやくまとめますが、、このあと野田地図とダルカラとキレイを打てるのか(笑)

ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの作・演出で作られた新作。神奈川のKAAT神奈川芸術劇場での公演です。

元町・中華街駅から歩いてすぐですが、自分は田舎民なので、行くまでが長かった(笑)。実際はきれいな劇場で、内装が特に良かったです。

今回は珍しくパンフレットを購入。理由は袋とじという仕組みで、もともと見ることができる内容の袋とじの部分を開くと更に!という作りらしく、これはもう買わねばと。ちなみにまだ袋とじは開いていません。このまま開かずに置きたい気分です。

さてお芝居の感想ですが、プロジェクションマッピングが相変わらずうまくて、最初の列車のシーンでの役者の演技と合わせて、一気に世界観に引きずり込まれました。演出的にも二人の距離感をさり気なく列車内の座席の移動で示したり、ケラさんの演出の巧さをいつも感じます。

今回は現実世界と小説世界の行き来が起こる中、最後は小説が現実世界からの介入によって変化していき、それにともなって現実も変化していくという不思議さ。でもこの芝居を見ている観客にとっては、それがさもありなんで、そういう納得のさせ方が、ケラさんの凄さだと思います。

個人的には最後の軍靴の部分が、カフカの出自(ユダヤ人)というところにうまくつながって、そこに落とし込んだかと言う感じです。

カフカの未発表小説の発掘と発刊という話から始まるのですが、途中小説世界で起こる出来事は、理不尽だったり不条理だったりと、カフカっぽい話そのまま。創作世界なのだから、そこの道理ばかりが存在するはずもなく(現実でもそうですが)、そういう舞台上で起こる出来事をそのまま楽しむという傍観者のような視点が楽しめました。

多部未華子さんが演じる役は、特に小説世界での役柄が、非常に面白い。カーヤは控えめそうに見えて実は強引、優しそうに見えて実は強気みたいな感じで、愛する人ラパンを探しつつ、その過程で起こる出来事に対して、立ち向かう意思を見せる。そういう部分を多部さんが実に巧みに見せるので、やっぱりこの女優さんの引き出しの凄さは、、、という思いです。トークショーのときは可愛らしい感じもたくさん見せる方でしたが、スイッチしっかり入るすごい方です。

他の役者さんも皆さんすごいのですが、麻実れいさんの迫力がすごかった。冷酷さってああやってスパッと見せられるものなんだなと。特に特権階級の道楽をしているあたりは、今までかわいがっていた子をあっさりと捨てるあたりに、出来事というよりも、それが普通という空気感があることに凄さを感じました。

どんな感じになるかなあ、、という思いを持って見に行きましたが、個人的には比較的分かりやすかったし、ストーリーの中で起こる出来事は、道理がすぐに通らなくても、それも一つの出来事として受け止めるもんだと思っています。「なんで?」ではなくて、そういうこともあるんだなという感じです。あの「修道女たち」みたいなメイクも無機質さと表情を伺いにくい雰囲気が出ていて好きです。演劇は解釈はあとからでもついてくる部分はあるので、観劇中はひたすら舞台上での出来事に没頭しておくほうが良いですね。

この作品、映像化がないというのが非常に残念ですが、また再演してほしい作品です。